あたたかい家に住みたい!
マイホームを建てるなら誰もが思うことですよね。
マイホームを建てるパートナーを決めるためにハウスメーカーを回ると、いろいろなことを言われます。
- 我が社は省エネ等級4だから高気密・高断熱で冬もあたたかい
- 断熱材は発砲スチロール系がいい
- 充填断熱(内断熱)は危険だから外張り断熱のうほうがいい
- 暖房は床暖房が一番あたたかい
どれを信じればいいのか、さっぱりわからなくなるはず。
(どのメーカーも自社と契約して欲しいだけなので、自分たちに都合がいいことしか言いませんから。)
本当にあたたかい家に住みたい!
自分で家のあたたかさについて学んで理解したい!!
そんなあなたに私が読んだオススメの3冊をご紹介しましょう。
断熱って一体なんなの?をわかりやくす学べる本
1冊めは新建新聞社の『あたらしい家づくりの教科書』。
『あたらしい家づくりの教科書』は「家のあたたかさ=断熱性能」について、次のような基本的なことが書かれてます。
- 断熱・気密とはなにか?
- あたたかい家を作るときの窓の重要性
- 断熱がいい家がどのくらい住みやすく、健康にいいか
- 高断熱の家はどのくらい冷暖房費が安くすむか?
すごく初歩的な内容のため、すでにある程度の知識がある人は読む必要はないかもしれません。
だけど、文字だけのページはほとんどなく、イラストや写真が多くてすごく読みやすい。
エコハウスの実例写真もあって、雑誌のように読めます。
字ばかりの難しい本は苦手。
とにかくあっさりと断熱の基本を学びたい。
そんなあなたに強くオススメしたい本です。
安くエコハウスを手にいれる方法!を学べる本
2冊目は日経BP社が発売してる『ホントは安い エコハウス』。
『ホントは安い エコハウス』では、家のあたたかさだけでなく、「どうやったらエコな家(=電気代が少なくなる家)を安く建てられるか?」について書いてあります。
冬にあたたかいのも大事ですけど、電気代も少ない方がいいですよね。
(住宅ローンの支払いが大変ですし。)
- 電気代が安い家にするためにクリアすべき基準
- エアコンの真の実力(いかに冷房・暖房にかかるお金が少ないか)
- 家の断熱性能を安い費用で高める方法=窓のグレードを上げる
- エコハウスは断熱材や窓のグレードだけでなく設計が大事
- どのくらいの断熱性能にするかはコスト(=断熱化にかかる必要なお金)と安くなる電気料の比較が大事
『ホントは安い エコハウス』は「エコハウス=電気代が安い家」にするために、大切なことを学ぶことができます。
家の断熱は費用対効果が大事!
あたたかい家に住みたいけれど、どのくらいの性能だったらいいの?ってギモンがありますよね。
家をあたたかく(高断熱化)するのにかかるお金と、節約できる電気代を比べてお得なるようにするのが大事なんです。
高断熱化にこだわってお金をかけすぎても、使ったお金に見合うだけ電気代が安くならなかったもったいないですし。
ハウスメーカーによっては高断熱化にこだわってるメーカーもありますけど、家をあたたかくしようと思ったらどこまでもできるんです。
冷静になってコストと高断熱化で得られるメリットで比較するのは大事ですよね。
エアコンはお金がかからない暖・冷房器
エアコンの冷房・暖房ってすごくお金がかかるイメージないですか?
『本当は安い エコハウス』では、暖房器具としてのエアコンがいかにお金がかからないかが書いてあります。
雪国に住んでると、暖房といえば灯油。
エアコンはあたたかくないイメージがありますよね。
だけど、エアコンであたたかくならないのは家の断熱・気密性能が低いから。
断熱性能の高い家ならエアコンでしっかりあたたかくなるし、暖房にかかるお金も他の器具より安いのがわかります。
東北に住んでる私には目からウロコの話でした。
おかげで我が家は床暖房をやめてエアコンをしたことに自信が持てました。
どんな断熱材・工法がいいかを学べる本
3冊目はエクスナレッジ社の『最高の断熱・エコ住宅をつくる方法』。
『最高の断熱・エコ住宅をつくる方法』では、今までの2冊と違ってすごく具体的な内容になってます。
- どんな断熱広報がいいのか?(充填断熱(内断熱)、外断熱、付加断熱(内外断熱)の比較)
- 各断熱材のメリットとデメリット
- どんな断熱材もつくり方で性能に大きな差が出ること
- 換気は家の暖かさにどう影響するか?
- 高断熱住宅での適切な暖房とは?
これからハウスメーカーを選ぶ人にとっては一番参考になるはず。
文字が多くレイアウトも読みにくいですけど、私たちがハウスメーカーを決めるときに知りたい内容が入ってます。
「我が社は断熱材が〇〇だからいい。」
「外断熱だから我が社はいい。」
この本さえ読めば、私たちを惑わすハウスメーカーの言葉をうのみにする必要がなくなります。
建てる材料だけじゃなくて、建てる人の技術がよくないといい家は建たない。
どんな材料にもメリットとデメリットが必ずある。
あたたかい家に住みたいなら、ぜひ読んでほしい本です。
この本さえ読めば、家づくりのパートナーを選ぶのに必ず役立つはずですよ。
さいごに
できるだけあたたかいマイホームにしたい。
雪が降る地域に住んでるなら誰しもが思うことです。
知らないとハウスメーカーの営業マンが言うことをそのまま信じるしかなくなります。
どんな風に作ればあたたかい家ができるかなんて、よくわかんないですから。
自分で納得して客観的にハウスメーカーを比較するためにも、本を読んでみるのって大事だと思うんですよ。
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