人がいてもいなくても、寝てても起きててもエアコンをつけっぱなし(24時間暖房)の生活って考えたことがありますか。
我が家は新築戸建てに住むようになってから、冬はエアコンつけっぱなし(24時間暖房)です。
夜の間も暖房をつけっぱなしにすると、朝が寒くなくてかなり快適なんです。
でも、エアコンをつけっぱなしだと、電気代が高くなりそうで不安ですよね。
我が家も夜間にエアコンを消すのに比べて、つけっぱなしは電気代が高くなってます。
だけど、家は快適性がいちばん大事。
電気代が少し高くなっても、エアコン暖房はつけっぱなしがおすすめですよ。
エアコン暖房つけっぱなし(24時間暖房)とこまめに消す(間欠暖房)の電気料金の差は6千円
エアコン暖房のつけっぱなし(24時間暖房)と、こまめに消す(間欠暖房)のが、どのくらい電気料金がちがうか気になったので、それぞれで生活してみました。
2018年12月の1ヶ月間は、寝る前の23時にエアコンを止めて、タイマーで5時につける。
2019年1月と2月は、昼も夜もエアコンをつけっぱなしにしました。
その結果は下記のとおりです。
- 12月の電気代(こまめに消す)→1万5千円
- 1月の電気代(つけっぱなし)→2万5千円
- 2月の電気代(つけっぱなし)→2万1千円
12月と1月を比べれば1万円、12月の2月を比べれば6千円の差です。
12月と1月を比べると、1月は寒いので電気料金が高くなるのは当然。
なので、12月と2月の電気料金の差に注目すると、つけっぱなし(24時間暖房)とこまめに消す(間欠暖房)の差は6千円でした。
エアコン暖房つけっぱなし(24時間暖房)の電気料金が6千円高くなった条件
我が家は、エアコン暖房つけっぱなし(24時間暖房)が、こまめに消したときより電気料金が6千円高くなりました。
でも、6千円の電気料金差はどの家庭でもあてはまるわけじゃありません。
生活スタイルがちがえば、使用する電気量も変わってくるからです。
電気料金の差に影響しそうな我が家の状況をまとめますので、ぜひ参考にしてください。
- 新築1戸建て
- リビング階段
- 家族4人ぐらし
- オール電化住宅
- こたつは使わない
- 建築地は東北の福島市
- 設定温度は20℃〜23℃
- 冷暖房はすべてエアコン
- 食洗機やルンバを毎日使用
- 3.8Kwの太陽光パネルを設置
- 断熱性能は省エネ等級4を達成
我が家は、電気料金よりも快適性や住みやすさを重視してます。
家事を短縮してくれる食洗機やルンバはどんどん使います。
立地は福島市なので、冬は雪も降るし普通に寒いです。
福島市の12月〜2月の平均気温は次のとおり。
- 12月の平均気温→4.4℃
- 1月の平均気温→1.6℃
- 2月の平均気温→2.2℃
冷暖房はすべて壁掛けのエアコンを使ってます。
床下エアコンや、床暖房のような特殊な暖房器具は使用してませんし、灯油ファンヒーターも使ってません。
灯油ファンヒーターはすぐに部屋があたたかくなるのはいいんですけど、給油がイヤなんですよ。
手についたら臭くなるし、めんどくさいし。
我が家の断熱性能については、東北の家にしてはすごくいいわけじゃなくて、平均よりはいいくらいです。
- 壁=高性能グラスウール105mm
- 天井=セルローズファイバー200mm
- 床=押出法ポリスチレンフォーム保温板3種(XPSⅢ)100mm
- 窓=トリプルアルミ樹脂複合サッシ(1.13w/㎡/k)
- 24時間換気は第1種型で、非熱交換式。
エアコン暖房つけっぱなし(24時間暖房)のメリットは居心地のよさ
我が家のエアコンは、1階のリビングと2階の寝室に1つずつあります。
エアコン暖房をつけっぱなし(24時間暖房)にしたときは、1階のエアコンは消しませんでした。
2階のエアコンは寝てる間はつけっぱなしで、外が寒いときは日中もつけっぱなしにしました。
(階段から冷気が降りてこないようにするために、寒い日は日中でも2階のエアコンをつけてました。)
東北に住んでるとエアコン暖房はあたたかくならないイメージがあるかもしれませんが、24時間とめずに動かし続けると寒さを感じません。
我が家はリビングに階段があるせいで、外の気温が低すぎると階段から冷気が降りてくることがあります。
でも、2階のエアコンもつけっぱなしにすれば階段からの冷気もありません。
エアコン暖房をつけっぱなしにしたおかげで、家中の温度は常に18℃以上はあります。
外から家に帰ってきた瞬間に、『あったか〜い』とは思いませんが、まったく寒くないんです。
『あたらしい家づくりの教科書』に快適な環境は次のように書いてありましたが、まさにそのとおり。
暑さ・寒さといった感覚も生じることなく、体も心もリラックスしたまま、ずっと長く居続けることができるのです。
『あたらしい家づくりの教科書』P38から引用
エアコン暖房をつけっぱなし(24時間暖房)にすると、温度に関してなにも不快に感じることなく過ごすことができてるんです。
室温がいつも安定している状況に慣れると、電気料金が高くてもいいからエアコンをつけっぱなしにしたくなるはずです。
エアコン暖房をこまめに消す(間欠暖房)のメリットは経済性
エアコンをこまめに消したときは、夜の寝てる間に1階のエアコンを止めてました。
夜間は止めて、朝はタイマーで起きる前につける生活です。
朝起きると、1階のリビングはだいたい気温が16℃以下です。
ちょっと寒くて、フリースやジャージを羽織らないと鼻水が出る日もありました。
2階の寝室は、寝る少し前に暖房であたためて、寝てる間は止めてました。
寝てる間にエアコンを止めてると、私たち大人は布団をかけてるからいいんですけど、布団を蹴っ飛ばす息子たちは寒そう。
気をつけないと風邪をひく可能性があるくらいです。
こまめに消したとは言っても、日中はエアコン暖房をつけっぱなしにしてました。
ちょっと出かけるたびに暖房を消すと、室温が下がります。
家に帰ってきて暖房で家をあたため直す方が電気料金が高くなりそうだったので、消さなかったんです。
エアコンつけっぱなしとこまめに消したときの電気料金を比較するには、日中も消した方がよかったんですけどね。
電気料金が余計に高くなるのも、寒い家に帰ってくるのもイヤなのでやりませんでした。
快適性と経済性のどちらを重視するかで、エアコン暖房つけっぱなしかこまめに消すかを決める
エアコン暖房をつけっぱなしにする(24時間暖房)か、こまめに消すか(間欠暖房)、のどちらがいいかを決めるのは簡単です。
快適性と経済性のどちらを重視するかで決めればいいんです。
- マイホームライフの快適性を最優先にしたいなら、つけっぱなし(24時間暖房)。
- 電気料金を少しでも節約したいなら、こまめに消す(間欠暖房)。
でも、私のおすすめはエアコン暖房のつけっぱなしです。
こまめに消した方が電気料金の節約になると言っても、1ヶ月で6千円。
- エアコン暖房をこまめに消したら、エアコンがあるリビング以外は寒くなるかもしれません。(とくに2階。)
- 室温のちょっとした冷気に耐えられずにこたつを使って、こたつから一歩もでれなくなるかもしれません。
- 風邪をひきやすくなるかもしれません。
6千円の電気料金を払ってエアコン暖房をつけっぱなしにするだけで、ぜんぶ解決するんです。
エアコン暖房をつけっぱなしにすれば、家にいる間は冬の寒さの厳しさを感じることなく生活できます。
家で寒さを感じることなく生活できるなら、電気料金を多めに払う価値は必ずありますよ。
さいごに
一軒家で新しい暮らしをはじめたら、エアコン暖房つけっぱなし(24時間暖房)の生活がおすすめですよ。
でも、エアコンつけっぱなしにするなら電気料金が安くなるように、少しでもあたたかい家(断熱性能のいい家)にしたいですよね。
あたたかい家を作るなら、『注文住宅の「家のあたたかさ(断熱性能)」を考えるときに読みたい記事』をご覧ください。
オール電化の我が家の年間の電気料金が気になる人は、『新築戸建てオール電化の電気料金はどのくらい?東北でエアコン暖房の光熱費を大公開』をご覧ください。
東北に住んでると冬の寒さは厳しいですから、私はたとえ電気料金がかかっても快適な生活をしたいんです。
灯油ファンヒーターを使わずにあたたかい生活ができてるので、満足してますよ。
つけっぱなし(24時間暖房)は、こまめに消す(間欠暖房)より電気料金が6千円高い。