太陽光発電(ソーラーパネル)を設置するかどうか悩んでる人は多いでしょう。
- 設置したほうがお得なのか?
- 損するなら設置しないほうがいいんじゃないか?
考え始めたらキリがないし我が家も悩みました。
だけど、悩んでるうちに吹っ切れて設置することにしたんです!
たくさん悩んだ我が家が設置を決めた最後の理由はひとつ。
「屋根のソーラーパネルを使って発電した電気で生活できるなんてかっこいい!」
「未来的だし夢があるから設置しない理由はないぜぇ!!」
大事なのは太陽光発電をしたいかどうか。
損か得かで決めると後悔する原因にもなるんですよ。
太陽光発電を設置するか悩んだときの決めては「設置したいか?」
太陽光発電のソーラーパネルの設置を悩んだときの決め手はひとつ。
「お金の損得なしで設置したいかどうか!」だけ。
損得で判断しようとするから悩むんです。
ソーラーパネルを設置したあとに、損してないか気になって後悔するんです。
あなたが太陽光をつけようと思った理由はなんですか?
損得勘定だけが理由ならやめたほうがいいかもしれません。
でも、太陽光発電を設置したい理由がお金以外なら迷わずつけちゃいましょう!!
太陽光発電の設置を損得勘定で決めるのは後悔のもと
「ソーラーパネルを設置すると、太陽光で発電した電気を売ってお金がもらえるからお得!」
太陽光発電の設置を考えてる人なら誰でも思うことですよね。
太陽光発電でお得になる仕組みって簡単。
- ソーラーパネルで発電した電気は、まず自分の家で消費。
- 自分の家で使いきれなかった余った電気を電力会社に売れる。
- 電力会社に売るときの値段は10年間は固定。
電力会社への売る値段は10年間固定されてるから、売ったらどのくらいのお金になるかが想像しやすいんです。
いろんなサイトで公開されてるシミュレーターを使えば発電量の予測もできるから、電気代がいくら節約できるかがすぐにチェックできますよ。
あとは設置費用と比較して、あっという間に損得がわかる。
だけど、シミュレーションって正確じゃありません。
天気によって発電量はちがうし、家を建てる周囲の状況によってもパネルにあたる光の量が変わる。
太陽光パネルの設置が本当にお得かどうかなんて、実際にやってみないと分かんないんです。
「毎年発電量を確認したら実際は損してた!」、って10年後に後悔したくないですよね。
夢のマイホームなのに、「失敗したかも」なんて後から思うなんてイヤじゃないですか?
だから、太陽光パネルをつけるならお金以外のことを理由にしたほうがいいんです!
太陽光発電の設置はホントにお得?経済的メリットはあるの??
太陽光設置にかかる費用はいくらか?
我が家はマイホームを建てる時に太陽光パネルを設置する予定です。
ハウスメーカーは南東北3県のみで展開してるウンノハウス。
ウンノハウスで3.825kwで設置すると、費用は税込で997,920円でした。
パネル本体や設置費用もろもろ込み。
市の補助金が114,000円。
県の補助金が153,000円。
合計267,000円が補助されます。
(「太陽光発電の補助金があるか?、いくらもらえるか?」は住んでる市町村や年によってちがうので必ず確認しましょう!)
補助金がもらえれば、太陽光の設置費用は730,920円まで下げられます。
損か、得かのポイントは、10年間の売電価格が73万円を上回るかどうかです。
太陽光パネル設置でいくらの金銭的メリットがあるのか?
「太陽光発電を導入した場合にどのくらいお得か?」は、インターネットで利用できるシミュレーターでチェックできます。
(シミュレーターを使ったからといって、しつこい営業があるわけじゃないので気軽に使ってみてくださいね。)
リクシル、京セラ、ソーラーフロンティアのシミュレーターを利用して試算してみました。
シミュレーションは簡単で、入力する内容はつぎのとおり。
- 屋根:切り妻
- 地域:福島
- 太陽光の容量:約3.8kw
- 売電価格:30円(買取期間は10年)
- 設置方向:南
リクシル→年間117,153円お得 10年で117万円
(リクシルHPよりhttp://sv2.lixil.co.jp/simulation/)
京セラ→年間136,891円お得 10年で136万円
(京セラHPよりhttp://solarsystem.kyocera.co.jp/solar/app/simu/hp/step1.html)
ソーラーフロンティア→年間130,000円お得 10年で130万円
(ソーラーフロンティアHPよりhttp://www.solar-frontier.com/jpn/residential/simulation/index.html)
どのシミュレーションでも73万円を上回ってます。
ということは、つけたほうがお得!?
早速つけちゃおう、って思いがちだけどちょっと待って。
シミュレーションには大きな問題点があるんです。
太陽光発電シミュレーションの問題点
補助金がもらえるかどうかは申請しないと分からない
補助金は住んでる市町村によってはありません。
住んでる県市町村で補助金があっても、県市町村が用意しているお金より多くの人から申請があった場合は補助してもらえないんです。
補助金がもらえないと太陽光パネル設置には997,920円で約100万円。
シミュレーションでは全て100万円を超えてるのでまだお得になりそう。
だけど、問題はそれだけじゃないんす。
シミュレーターどおりの発電してくれるか?
シミュレーターでは屋根の形や設置方向で発電量を予測してます。
だけど、悪天候だった場合は想定していないんですよ。
例えば、2017年の8月は雨や曇りがとっても多かったです。
太陽光パネルを設置している家庭では、いつもと比べて電気を売ってもらえたお金が少なかったはず。
私が利用したシミュレーターはどれも太陽光パネルを販売してるメーカーが提供してるもの。
「シミュレーションは甘くなってるんじゃないか?」、って思うんですよ。
シミュレーションの結果が悪くて、お金の利益がないなら誰も買ってくれないですから。
「本当に100万円も得ができるほど発電してくれるのか?」、って疑問があるんです。
シミュレーションどおりか確かめる方法は一つしかありません。
実際に太陽光発電のソーラーパネルを設置して、毎月の発電量を確認するしかないんですよ。
太陽光発電の売電価格は2019年分まで決まってる
太陽光発電のシミュレーションによる発電量は不明確ですけど、売電価格だけは決まってます。
ソーラーパネルで発電した電気を電力会社にいくらで売れるかは国で決めてます。
いまは2018年ですけど、もう2019年分まで決まってるんです。
2018年なら1kwで28円。
2019年なら1kwで26円。
2018年なら1kwで26円。
2019年なら1kwで24円。
(詳しくは経済産業省のホームページで公表されてますよ。)
出力制御対応機器っていうのは、「太陽光で発電した電気の量が、必要な量よりも多いとき」に東北電力などの電力会社が各家のパネル発電量を抑えるための装置です。
つまり、ホントはもっと発電してもっと売電できるのに、必要ない電気を電力会社で買取すぎないように発電量を少なくできる機械です。
シミュレーションどおりの発電量になるかどうかは、天気だけじゃなくて電力会社による調整があるかどうかでも変わるんです。
ますます太陽光発電がお得かどうか分かりませんよ。
太陽光発電の設置は金銭的メリット以外で決めた方が幸せになれる!!
我が家が太陽光をつけたいと思った理由。
みなさん、小学生の時にソーラーカーって学校で作りませんでしたか?
ちっちゃい太陽光パネルをつけて、光だけで走るミニ四駆みたいなやつ。
私は子どもながらに思ったんですよ。
「太陽の光だけで走るなんてすごい!未来はどうなるんだろうなぁ?」って。
あれから何年も経ってるんですけど、太陽光パネルはどの家にも付けられるようになりました。
費用はかかるけど、補助金も出るし設置するのが特別なことじゃなくなったんですよ。
子どもの頃に目をキラキラさせていたソーラーパネルの技術がですよ。
科学技術の進化を生活に取り入れたかったんです。
今は高いですけど、燃料電池の価格はもっと下がるかもしれません。
電気自動車ももっと普及してるかもしれない。
→自分の家で発電した電気で1日過ごしたり、車に乗れるようになってるかもなんです。
太陽光発電さえ設置しておけば、、10年後にもっと夢のような生活ができるかもしれないんです。
太陽光発電にはロマンがあるんです!!
実用的なことを考えると、停電になっても太陽光発電があれば蓄電池がなくても日中は電気が使えます。
震災などで停電になると、オール電化住宅はなんにもできなくなります。
太陽光発電は万が一のときのリスク回避にもなるんですよ。
(私が太陽光発電を設置したかったいちばんの理由はロマンですけどね。)
さいごに
太陽光は経済的な理由じゃなくてロマン!
これが我が家の答えですが、やっぱり大きく損はしたくないですよね。
設置費用を上回って欲しいとまでは思いませんが、マイホームが完成したら太陽に感謝する日が続きそう。
毎日てるてるぼうず作ってお祈りしてるかもしれません。
太陽光発電を設置するかを損得で決めるものいいですけど、住宅ローンについてはしっかり考えましたか?
「住宅ローンはネット銀行が金利が安くていい!」
よく聞きますけど、実は地方銀行のほうがお得な場合もあるんです。
なにも考えずにネット銀行で住宅ローンを借りるのはキケンです。
なんで地方銀行もネット銀行に負けないくらいお得なのか知りたいひとは、『住宅ローンはネット銀行がお得なの??ハウスメーカー提携先の地方銀行の住宅ローンもなかなかおとくですよ』をチェックしてくださいね。
シュミレーションではなく、シミュレーション。
内容より、こっちの間違いが気になって仕方ない(笑)
か さん
コメントありがとうございました!
恥ずかしい限りですが、さっそく修正しました。