マイホームを建てるときは間取りから決めます。
- リビングの広さ
- 階段の位置
- クローゼットの場所
いろんなことを考えて納得できる間取りを作っていきます。
でも、間取りを決めるときに盲点になりやすいのが収納。
収納を作り付けの家具にするか、置き家具にするかって悩みますよね。
我が家はよく考えずに作り付けの家具を選びました。
実際に住み始めるといろいろ考えることがあります。
- 「造り付けの家具でよかった」
- 「置き家具にすればもっとやすくできたんじゃないか」
作り付け家具が多い家に住んでる私が、作り付け家具のメリットとデメリットについて紹介しますよ。
作り付け家具のメリットは掃除のしやすさとスッキリした見た目
- 掃除がしやすい
- 見た目がスッキリする
作り付けの本棚を想像してもらうと、作り付け家具のメリットがわかりやすいはず。
作り付けの本棚だと、本棚と壁の間にスキマはありません。
置き家具の本棚は壁とのスキマにゴミがたまりますが、作り付けの本棚にはスキマがないのでゴミがたまらないんです。
作り付けの本棚は壁に直接固定するから、床に近い部分は棚にしないことだってできる。
本棚の足元が棚になってないと、掃除機かけるのが楽になりますよ。
本棚だけじゃなくて、机も作り付けカウンターの方が掃除が楽になります。
掃除機をかけるときに机だと、テーブルの足に掃除機がぶつかってめんどうです。
テーブルの足と壁のスキマにゴミがたまるし。
『家がスッキリして掃除もしやすい』のが、作り付け家具の最大のメリットですね。
作り付け家具のデメリットは『費用が高い・建てたあとに変更できない』
- 一度作ってしまうと後から変更ができない
- 家具よりもお金がかかる
一度作ってしまうと後から変更ができない
造り付けの収納は壁に固定されてるため、簡単に取り外したり交換することはできません。
ライフスタイルが変わっても柔軟に対応することができないんです。
例えば、ウォークインクローゼット。
若い時には時計やアクセサリーが多いので、小物収納専用の棚を作るでしょう。
でも、子どもが生まれて子どもの服も収納するようになったとき。
小物収納用の棚がジャマで、子ども服がしまえなくなるかもしれません。
子どもが生まれると自分の服への興味が減るので、服も少なくなるんです。
(私も服への興味がなくなって、ほとんどユニクロで十分になっちゃいました。)
服好きだった頃に合わせて作ったクローゼットでは、子ども用品を収納できなくて使いにくくなってしまいます。
クローゼットの中が作り付けの棚じゃなく、衣装ケースで収納するなら、子どもが生まれてから買い換えすれば対応できるのに。
柔軟性の低さが、作り付け家具の大きな弱点ですよね。
置き家具よりもお金がかかる
作り付けの家具を作るのは、置き家具を買うよりもお金がかかるんです。
- シューズクローゼットの棚を作り付けにして、10万円。
- 洗面室の収納を作り付けにして、10万円。
- パントリーの棚を作り付けにして、○万円。
- 書斎の本棚を作り付けにして、○万円。
- キッチンと書斎のカウンターを作り付けにして、○万円。
作り付け家具をどんどん積み上げてけば、あっという間に大金。
ニトリやイケアで買った家具にすれば、半額以下でおしゃれなものを用意できるはず。
自分たちの予算を考えながら『作り付け家具と置き家具のどちらがいいか』、考えなきゃいけないんです。
我が家が造り付け家具にして後悔してるポイント
我が家が造り付けの収納にしたのは全部で6ヶ所。
- 各部屋のクローゼット
- 1階のウォークインクローゼット
- パントリーの戸棚
- 脱衣室の収納
- シューズクローゼット
- 書斎の本棚
後悔してるのはパントリーの戸棚、脱衣室の収納とシューズクローゼットなんです。
後悔してる理由は予算と収納の方法。
もっと予算を抑えられたんじゃ
3箇所の収納だけで20万円を超えてるんです。
すべてを実践したら10万円以上の節約になってました。
10万円もあればルンバも買える金額ですからね。
(我が家は作り付け家具を作った上でルンバを買ったので、貯金がダメージを受けました。)
もっとおしゃれな収納方法もよかったんじゃないか?
脱衣室の収納はほとんど扉付きにしました。
収納するなら中が見えない方が気楽にしまえるから。
だけど、最近インスタグラムを見てて思うんです。
扉付きじゃなくて、もっとおしゃれな収納方法があったんじゃないかって。
扉のない棚に無印良品のブリ材やラタン材のカゴを並べるのに憧れるんです。
無印良品の収納用品ってあるだけでおしゃれじゃないですか。
カゴに突っ込んで置くだけなら中身も見えないから楽だし。
今更ですけど、もっとおしゃれな収納をしてみたくなっちゃったんです。
でも、今更おしゃれな収納に憧れてもどうしようもありません。
完成してしまった我が家の作り付け家具は変更不可能ですから。
作り付け家具はホントに柔軟性がないんですよ。
後悔しないように作り付け家具はちゃんと考えて決めよう
我が家が作り付け家具をを選ぶとき、しっかり考えなかったのでちょっと後悔してます。
なんとなくで決めちゃったんですよ。
正直言って、間取りを考えるだけでも疲れたし。
息子も打ち合わせが長いとぐずってましたから。
でも、もっとちゃんと『どうやってものをしまうのか?』、『予算的に作り付け家具でいいのか?』考えてれば後悔なんかしなかったはず。
我が家のように後悔しないよう、作り付け家具はしっかり考えてから決めしょうね。
住み始めてみると造り付けの収納でよかった
【2018.11.9追記】
我が家は住み始めた後に、3つの作り付け家具で後悔してました。
- 脱衣室の収納
- パントリーの戸棚
- シューズクローゼット
でも、住み始めて半年以上がたった今となっては、作り付け家具で良かったと思ってます。
脱衣室の収納は扉があるおかげで、雑に物を入れても扉を閉めればスッキリするのが気に入ってます。
パントリーの棚って奥行きがあんまりないので、作り付けじゃなかったら物が安心して入れられなかっと思います。
無印のスタッキングシェルフみたいなのに物を入れすぎたら、重みに耐えられなくて不安定になりそうじゃないですか。
我が家は造り付けにしたおかげで棚がしっかりしてるので、好きなだけ物を入れられます。
パントリーは我が家で唯一の見せる収納になってますし。
(見せるほどのものじゃないですけど。)
やっぱり収納は作り付けのほうがいいのかもしれませんね。
(パントリーの収納についても知りたい方は、『パントリーがあればシンプルな暮らしができる!壁紙や収納を工夫してインテリアも楽しめる』をご覧ください。)
さいごに
収納は住み始めてからすごく重要。
どんなにおしゃれな家でも、整理されずにごちゃごちゃ物が置かれてたら美しくない。
気持ちもモヤモヤするし。
収納はマイホームにとって重要なポイントなのに、見落としがち。
しっかり考えましょうね。
我が家も完成が近づいてきて、どこに何をどう収納するか。
いろんなものを見て考え中です。
収納のことを考えるとマイホームでの生活を具体的にイメージすることになるんで、ワクワクしてきますよね。