マイホームを手に入れる方法は2つあります。
- 自分で用意した土地に間取りなどを決めて建てる注文住宅。
- すでに完成してる家を購入する建売住宅。
私は29歳で息子が1人、妻もフルタイムで働いてる共働き家庭ですがマイホームを手に入れることにしました。
我が家は注文住宅で家を建てることにしましたが、注文住宅と建売住宅のどっちにするかって悩みました。
高い買い物だから後悔したくなくて慎重になりすぎるんですよね。
注文住宅と建売住宅それぞれにメリットとデメリットがあるので、どっちを選んだから正解なんてことはありません。
でも、家にかけられるお金=予算を軸に考えるのがいちばんいいですよ。
注文住宅のメリット(=建売住宅のデメリット)
- 建てる土地を選べる。
- 住みたい家を実現できる。
- 建売住宅が販売されてる場所にしか住めない。
- 自分たちの希望を家に反映させることはできない。
建てる土地を選べる
注文住宅は土地さえ見つかれば、好きな場所に建てることができます。
建売住宅は駅の近くや実家の近くがよくても販売されてなきゃ住めません。
我が家の立地の希望は妻の実家の近くでした。
いい土地を見つけて購入したので、妻の実家との距離が徒歩5分の場所に住むことができてます。
妻の実家に近い場所に建売住宅は販売されてなかったので、建売住宅では我が家の希望を叶えることができませんでした。
注文住宅であれば立地だけでなく、土地の広さも選べます。
マイホームは駐車スペースと庭を確保するため、60坪前後の土地に建てるのが一般的。
建売住宅は40坪前後の土地に建てる場合が多く、駐車スペースが狭く庭かない場合も多い。
注文住宅で建てる我が家は庭のスペースを確保できたし、駐車スペースも広くできました。
地方に住んでると、車は一人一台がスタンダード。
駐車場は広ければ広いほどいいですよね。
好きなように家が作れる
注文住宅は間取りや外観、キッチンなどの設備、コンセントの位置までぜんぶ決めることができます。
建売住宅だとすでに完成しているので自由がききませんし、良くも悪くも一般的な間取りです。
「こだわり満載の家に住みたい」、そんな人は建売住宅では我慢できません。
我が家も注文住宅にしたおかげで住みやすい間取りになりました。
内装もアクセントクロスを使って私たち好みのイメージになってます。
- キッチンはグリーンのクロス
- パントリーはイエローで花柄のクロス
- フローリングは素朴なオーク材
「アクセントクロスを使いすぎたかな」って心配もありましたけど、完成してみたら憧れてたナチュラルスタイルになって満足してます。
建売住宅のメリット(=注文住宅のデメリット)
- 建てるのにお金がかかる。
- ハウスメーカーを決めてから住み始めるまで時間がかかる。
- 安く家が手に入る。
- 購入後すぐに住める。
建売住宅は安く家が手に入る
建売住宅最大のメリットは安く家が手に入ること。
私が住んでる福島であれば、エリアによっては土地付きで2,300万円の物件もあります。
2,300万円に諸費用も入ってきますけど、注文住宅と比べるとかなり安い。
建売住宅は同じような間取りで、狭めの土地に作られます。
- 住む人に合わせた間取りにしないで、あらかじめ決めたパターンの間取りを使うことで設計士を雇う必要がない。
- 一軒を建てる土地も通常の注文住宅より狭いので、土地の購入費用も安い。
- 建売住宅はキッチンやトイレなどの設備もすべての家で同じにしてるので、大量仕入れで安くなる。
建売住宅には、注文住宅より安く建てる工夫があるんです。
コストが少なく建てられるから、販売価格も安くできます。
「現在の家賃よりも少ない支出でマイホームを持つ」、なんて夢のようなこともできます。
逆に、注文住宅の一番のデメリットは高すぎる価格。
- 住む人に合わせて間取りを作っていくから、設計士の人件費がかかる。
- キッチンやトイレなどの設備だって、建てる人によってちがうから大量仕入れができなくて割高。
- 家の仕様をいろいろ選べるから、あれもこれもとオプションを採用してると予算オーバーになりやすい。
家を作る時は予算が一番大事なので、高すぎるお金を払うのは危ないですよ。
建売住宅は購入してすぐに住める
建売住宅はすでに完成してる家を購入するので、手続きが終わればすぐに住めます。
子どもが小学校に入学するからすぐに引越したい、なんて人には魅力的です。
注文住宅だとメーカーと契約してから住むまで時間がかかります。
マイホームについて間取りや設備などを決められるのが注文住宅の魅力ですが、その代わり打ち合わせが多いんです。
我が家は何ヶ月も打ち合わせが続きました。
打ち合わせが終わってから工事なので、打ち合わせにかかる期間に4ヶ月〜6ヶ月が追加で必要。
注文住宅を建てて住み始めるまで6ヶ月〜1年はかかります。
新しい家にすぐに住みたい人や、打ち合わせに時間をかけたくない人は注文住宅は向いてません。
自分の住みたい家をゼロから作れるのが注文住宅でいちばんよかったこと
マイホームに関することをぜんぶ自分で決められるので、注文住宅を選んでよかったと思ってます。
我が家は「人生の最後まで大事にしながら住める家ほしい」、っていうのが住宅購入を決めた理由です。
長く住んでいくために、家づくりでは断熱性能や耐久性を重視しました。
断熱性能や耐久性は高ければ高いほどいいわけじゃくて、人によって求めるラインがちがいます。
プランが自由な注文住宅だから、私たちの求める断熱性能や耐久性がある家が予算内で実現できました。
断熱性能な耐久性を上げても予算に余裕があるから、間取りや内装にもお金を使えましたし。
最初から性能が決まってる建売住宅では、私たちの求める性能を満たせる物件はありませんでした。
間取りを工夫して住みやすくすることもできなかったですし。
あなたの住みたい家が確実に作れるのが、注文住宅の最大のメリットなんです。
建売住宅のいちばんのメリットは価格の安さ
「建売住宅の方が注文住宅よりも良かったかも」って思ってしまう理由はお金です。
当初の予算内で納まるように進めてますが、それでも少し後悔することがあります。
「もっと安く購入できる建売住宅の方がよかったかなぁ」って。
35年も続く住宅ローンに対する不安は想像以上に大きいです。
考えていた予算の範囲内でも返済が怖くなるんだから、予算オーバーの家づくりは絶対にやめましょう。
毎日お金の心配しながら暮らすなんて、ぜんぜん楽しくありません。
毎日を楽しく過ごせないなら、家を手に入れた意味がなくなっちゃいますから。
注文住宅と建売住宅で悩んだときの決め方
我が家がマイホームを購入する想いは「人生の最後まで大事にしながら住める家ほしい」だったんで、注文住宅でよかったと思ってます。
でも、あくまで予算の範囲内で治ったから注文住宅でよかったと思えてるだけです。
注文住宅と建売住宅で悩んだらまずは予算の確認です。
予算的に注文住宅で建てるのが難しいなら、建売住宅を選びましょう。
予算の範囲内で注文住宅と建売住宅の両方が大丈夫なら、家に希望があるなら注文住宅、とくにこだわりがないなら建売住宅にすればいいんです。
家は自分を含めた家族が楽しく過ごしてくための場所です。
楽しく過ごせるのが大事なので、手に入れる家そのものが大事なんじゃありません。
憧れの家を手に入れるために予算オーバーになって、住宅ローンの返済だけで生活がカツカツにならないようしたいですよね。
どんな家に住むかより、家でどう暮らしてくかのほうが大事だと思うんです。
注文住宅と建売住宅で悩んだら、まず予算で考えてみてくださいね。
さいごに
家を建てるのって人生に一度きりだし、後悔したくないからいろいろ悩んじゃうんですよね。
我が家もすごく悩みました。
でも、高い買い物だからどんな選択をしても多少は後悔しますよ。
我が家だって後悔してることはありますし。
ちょっと後悔したって自分の選択にとらわれすぎないで、生活が楽しめればいいんじゃないですかね。
金銭的に生活が苦しいと大変なので、自分の収入以上のお金を払わなければ問題ありません。
買い物は悩んでるときがいちばん楽しいですし、思いっきり悩んで楽しんでマイホーム建ててみましょう。