注文住宅を建てるとき、2階よりも先に1階の間取りから考えるはずです。
だって、1階は常に過ごす場所。
生活の中心になる場所ですから。
1階の間取りを考えてるあなたに、ぜひ取り入れてほしいポイントを書きました。
- リビングとダイニングについて
- 1階に必ず欲しい収納スペース
- いろんな利用法ができる和室
- 洗面台と脱衣室を使いやすくする工夫
- 生活しやすい間取りを作るポイント
家族が楽しく笑って過ごせる家にするには、「生活の手間がかからない」、「コミュニケーションが自然と生まれる」工夫が大事です。
2つのポイントを中心に記事を書きました。
きっと、あなたの家づくりの参考になるはずですよ。
1階のリビングとダイニングは家族のコミュニケーションと生活しやすさで考える
1階間取りのメインと言えば、リビングとダイニングです。
間取りを考えるときも、まずはリビングとダイニングから検討するはず。
コミュニケーションを増やすにはリビング階段とダイニングなし
リビングとダイニングは家族が集まる場所です。
家族同士のコミュニケーションの場は、ほとんどがリビングとダイニング。
間取りを考えるときも、家族同士が話をしやすくなる工夫が必要なんです。
リビングに2階への階段を設置するのがリビング階段。
リビング階段にすると、2階に行くには必ずリビングを通ることになります。
子どもが中学生くらいの思春期になったときに、「子どもが2階の子ども部屋にこもって顔を出さない」なんてことにはなりません。
- 朝に起きて2階から降りてきてすぐに家族がいる。
- 寝るときは1階の家族に「おやすみ」と言ってから2階に行く。
階段を上り下りするときにすぐ家族がいる生活って、なんか安心しますよ。
ダイニングがあると、家族がいる場所がダイニングとリビングの2箇所に別れます。
ダイニングをなくして食事もくつろぐのもリビングにすれば、自然と家族みんながリビングに集まるんです。
ダイニングは本格的なテーブルを置くんじゃなくて、カウンターを作る程度で十分ですよ。
生活しやすくするにはダイニングなしとリビング収納
ダイニングテーブルは掃除が大変になります。
テーブルやイスの足元を掃除するのが、意外とめんどくさいんです。
思い切ってダイニングを使わなくなれば、掃除機をかけるときに楽になります。
リビングは家族が使う小物や私物が散乱しがち。
使うたびに自分の部屋に持って帰ればいいんですけど、めんどくさくてリビングに置きっぱなしにするんですよね。
リビングに各人の私物をしまえるスペースがあれば、リビングの片付けが楽になりますよ。
(私は片付けが苦手なので、リビング収納があってよかったと心から思ってます。)
- ダイニングテーブルは必要ない!!なくして住みやすい生活を手に入れよう
- リビング収納があると部屋が簡単に片付く!片付けが苦手でもお洒落なリビングにできる
- リビング階段は家族のコミュニケーションが増えるのが魅力だけど、寒さ対策はしっかり考えよう
1階に必ず作りたい収納スペース
1階は2階よりもいる時間が長い生活の基本となる場所。
1階の間取りは2階よりも生活のしやすさが大事なんです。
でも、1階は収納スペースが少なくなりがち。
開放感のある広々とした間取りにしたいから、1階のほとんどの面積をリビングやダイニングにしてしまう。
その結果、リビングやダイニングは広くなるものの、1階の収納スペースが少なくなるんです。
開放感のあるリビングやダイニングで過ごしたい気持ちは分かります。
ゆったりした気持ちになるでしょうから。
でも、1階に収納スペースが少ないと、リビングやダイニングがものであふれます。
収納するための家具を置かなきゃいけなくなるかもしれません。
少しくらい狭くても、ものが片付いてるリビングやダイニングの方がすっきりして見えます。
1階の収納が少なくても、2階に収納スペースがあれば問題ないと考えてる人もいるでしょう。
だけど、必要なものを1階から2階に取りに行くのは、かなりめんどくさいんです。
- リビングやダイニングのものが片付いてすっきりする。
- 1階と2階を必要以上に往復する必要がない暮らしになる。
1階に必要な収納スペースを作るのは大事なんです。
リビング収納は家族の私物をしまっておくのに便利。
パントリーはキッチンで使うものだけじゃなくて、本や日用品も収納できます。
シューズクロークがあれば、ペットボトルの飲み物や捨てるダンボールを置けますよ。
- リビング収納があると部屋が簡単に片付く!片付けが苦手でもお洒落なリビングにできる
- パントリーがあればシンプルな暮らしができる!壁紙や収納を工夫してインテリアも楽しめる
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1階の和室はいろんなことに使えて便利
最近は和室を作らない間取りも増えてきました。
だけど、1階に和室はあったほうが便利です。
和室はいろんなことに使えます。
リビングにソファがあっても、日本人ならやっぱり床に座りたいときがあります。
フローリングに座ることもできますが、硬いし落ち着きません。
和室の畳があれば、座って洗濯物が干せるし、横になれる。
子どもを遊ばせるのもいいし、布団を敷いてお昼寝させるのもいいですよね。
1階の脱衣室と洗面台の工夫
脱衣室と洗面台は一緒になってる間取りが多い。
賃貸でも、ほとんどの間取りが脱衣室の中に洗面台がありますよね。
でも、洗面台は脱衣室から独立させた方が生活がしやすくなります。
洗面台が脱衣室の中にあると、家に呼んだ親族や友だちが手を洗うとき、ちょっとイヤな気持ちになります。
脱衣室は洗濯前の衣類が置いてあるし、家族以外には見せたくありません。
洗面台が脱衣室から独立さえしてれば、お客が手を洗うときでも脱衣室を見れることはありません。
せっかく家を建てたなら、きっと友だちや親族を呼びたくなります。
家にお客を呼びやすくなる、洗面台を脱衣室から独立させるのはおすすめですよ。
1階の間取りに作ると生活しやすくなるもの
戸建での生活は、賃貸と比べると大変。
1階と2階を行ったり来たりするのがめんどくさいんです。
賃貸に住んでると階段はないので、必要なことすべてがワンフロアで解決できます。
戸建に住んでると、めんどうな階段の上り下りをしなきゃいけません。
戸建での生活をしやすくするには、階段の上り下りを少なくする工夫が大事。
1階に洗濯物を干せれば、洗濯後の重い衣類を2階に運ぶ必要がなくなります。
1階にウォークインクローゼットがあれば、着替えるために2階に行く必要がなくなります。
1階に洗濯物を干す場所と、ウォークインクローゼットを作るのはおすすめですよ。
- 戸建ての洗濯物を干す場所は1階だと家事の負担が減る!階段の上り下りは想像以上にめんどくさい
- 1階ウォークインクローゼットの間取りは生活が楽になる!階段の上り下りが少なくなるから共働き子育て世帯におすすめ
さいごに
間取りを作るのって悩みますよね。
我が家もかなり悩みました。
でも、間取りはいちばん悩んだ方がいいんです。
キッチンや壁紙はいつかは古くなって交換します。
だけど、部屋の配置などの間取りは、建ててからの変更はできません。
間取りを変更するには、壁を壊したりなどの工事が必要ですから。
住み始めてから後悔しないように、じっくり時間をかけて間取りを考えましょう。