我が家ではマイホーム検討中で、様々なメーカーを考えてます。
色々なモデルルームに行ったり、完成現場見学会に行きました。
その中で、最終候補に上がっていたのは全国展開してる大手ハウスメーカーの「一条工務店」と、福島にある小さな工務店の「母の家」。
だけど、どちらもお断りしました。
我が家はとっても魅力的な「ウンノハウス」と契約したんです。
ウンノハウスってどんなメーカー?
ウンノハウスと聞いてピンと来ない方も多いでしょう。
山形県と宮城県、福島県の南東北3県のみで展開してる中堅地域ビルダー。
中堅ビルダーの特徴は次のとおりですが、最終候補に残ってた「一条工務店」と「母の家」それぞれのメリットを持ってるんですね。
地域情報を把握する工務店と、総合的なサポートをするハウスメーカーの中間。両方の強みを持つ。
・メリット
規模が大きく、経営が安定している。
自社商品の開発をしている。
高品質で提案力がある。
「はじめてのマイホーム 建て方・買い方完全ガイド2016−2017」
(株式会社 エクスナレッジ)より引用
ウンノハウスの魅力は自由設計
ウンノハウスの特徴ですが、はっきり言ってありません。
(営業の方も自分で言ってました。決して批判してるんじゃありませんよ。)
例えば、一条工務店であれば断熱性と床暖房、タイルが目玉。
母の家のサンデーラテハウスなら、おしゃれさと2階に風呂という間取りが目玉。
だけど、ウンノハウスが建てた家には共通する特徴がないんす。
ウンノハウスで家を建ててない人は「どうしてわざわざウンノハウスで家を建てたの?」、って聞きたくなるでしょうね。
ウンノハウスは自由設計を一番の売り込みポイントにしてるから特徴がないんですよ。
自由設計は、ゼロから間取りやデザインを考えて家を建てるってこと。
あらかじめ決まった間取りから選ぶんじゃありません。
自由に選んで決めていくから、建てる人によって家の系統がまったく変わるのが自由設計です。
間取りだって、外観だって、設備だって、ぜーんぶ違くなることだってある。
ウンノハウスは自由設計を一番のアピールポイントにしてるので、メーカーを代表するようなお家イメージはなくて当然なんです。
自由設計っていいながら、建てる家の系統がすべて同じメーカーってありますよね。
外観がタイルだったり、内装が木を使用した素朴なナチュラル系だったり、自然素材を目玉にしていたり。
ウンノハウスは特徴が一切ないのが特徴で、一番のPRポイントなんです。
決めて1:家づくりを楽しいと思わせてくれたウンノハウス
自由設計という衝撃
契約する前に、本格的にウンノハウスを検討するにあたって打ち合わせしました。
契約前の打ち合わせのインパクトがすごかった。
家の希望を伝えると、設計士が目の前でサラサラとおよその間取りを描いてくれたんです!
それまで一条工務店と企画住宅しか検討しなかった我が家にとっては、ハンマーで頭を殴られたようなインパクト。
一条工務店との打ち合わせは営業が過去のプランを引張てきて提案されるだけでしたから。
(ちゃんと本格的な打ち合わせを始めたら違うのかもしれませんが)
それがウンノハウスは契約前から設計士が打ち合わせに同席で、希望を踏まえた間取りを目の前で描いてくれたんです。
すごく嬉しかったし、感動しました。
面倒だと思ってた自由設計が意外と楽しかった
自由設計ってめんどくさいって思ってたんです。
間取りや外観、設備、ドアまでいろんなことを自分たちで決めなきゃいけないし。
だけど、ウンノハウスと打ち合わせをして、気づいたんですよ。
実は私たちが家について色々な希望をもってることに。
- 床は無垢材か、無垢に見えるおしゃれなものがいい。
- 1回にはウォークインクローゼットが欲しい。
- リビングに階段があったほうがいい。
- 和室は欲しいし、できれば小上がりにしたい。
『マイホームについてあれこれ考え始めるとすっごく楽しい!!』
『自分たちで決められる自由設計っていいな。』
気づかせてくれたのがウンノハウスでした。
ウンノハウスは自由設計を売りにしているので、私たち建てる人の話をよく聞いてくれるんですよ。
家にすべり台が欲しいなぁ、って人の夢も叶えたくらいですから。
「すべり台のある家 http://www.unnohouse.co.jp/goodhouse/11/」
希望を聞くだけじゃない!ちゃんとプランニングしてくれる
自由設計だけだったらいろんな会社があります。
ウンノハウスは私たちの要望を聞くだけじゃなくて、しっかりプランニングしてくれました。
疑問に感じたことはしっかり答えてくれたし。
無垢の床にしてみたいけど、どうなの?
→無垢は傷つきやすいし、メンテナンスも大変なので子育て世帯には向かないと思います。
塗り壁にしてみたいけど、どうなの?
→無垢と同様で手入れが大変ですし、子どもがいたずら書きをすると修復が困難ですよ。
エアコンだけって、冬場は寒いんじゃないの?
→1階と2階のエアコンを24時間つけてれば大丈夫ですよ。ウンノハウスで建てた自分の家で試したら、24時間つけてたほうが電気代が安かったです。
間取りも色々なことを考えて提案してくれます。
我が家の間取りはキッチンに対して、和室とリビングがL字型になってます。
これはキッチンに立った時に視界がとおり家が広く感じることができる、とおすすめされたから。
(L字にすることで採光もよくなるらしい、です。)
我が家は北道路の土地なので採光は十分確保されるかが一番心配でしたし、大きすぎないリビングがよかったんです。
だから、採光と広く感じられるように考えてL字の間取りにしてくれたみたい。
漠然としたイメージの希望を叶えるための、具体的な間取りを考えてくれる提案力がウンノハウスにはあるんです。
北道路の土地にマイナスイメージが強い方はこちらもどうぞ!
決めて2:住み始めた後のこともしっかり考えてくれてるウンノハウス
永く住む大事な家の将来のこともカバーしてくれる
私はマイホームを建て後には、適切なメンテナンスと修繕を行って快適に長く住んでいきたいと思ってます。
(これがマイホームを建てたい一番の理由です。気に入ったものを大事にするのが好きなんです。)
ウンノハウスのパンフレットには「メンテナンス性に優れた配管にしてます」って説明があり、グッときました。
だって、「住みはじめた後のメンテナンスがしやすように配慮してます」、なんてPRする会社はそれまでなかった。
「メンテナンスフリーで経済的に費用が安くすみますよ」、ってアピールばっかりじゃないですか。
どんな物であれ、メンテナンス不要なものなんてこの世の中に無いですから。
こういった言葉を鵜呑みにして、点検や外壁、屋根の修繕をしないから日本の住宅は寿命が短いんだと思うんす。
建てた後の費用について、あんまり真剣に考えないんですよね。
(メーカーもできるだけ高い家を建てさせたいから、施主に教えたくないのかもしれませんが)
「ウンノハウスのメンテナンスが後々しやすい作りにしてますよ」っていうアピールは、家を大事にしていきたいと思ってる我が家にどハマりでした。
マイホームで「生活がどう豊かになるか?」を見せてくれる
ウンノハウスが何を考えて家を建ててるのかが、ホームページから伝わってきます。
- 「うちのメーカーは構造が〇〇で頑丈」
- 「省エネ性能が高くて光熱費が〇〇円安くなる」
- 「標準設備が充実している」
性能の差別化をアピールしたほうが、他社との優劣がわかりやすいんですよね。
だけど、ウンノハウスでは「大好きな家、大好きな暮らし」という特集で住んでる人に焦点をあててる。
家の性能がすごいとか、そういったPRは控えめ。
どういう思いで家を建てて、そこでどう暮らしてるかってことが紹介されてるだけ。
そのPRを見てると、「自分だったら新しい家でどう住もうか?どう過ごそうか?」って考えてワクワクしちゃうんです。
家そのものでなく、そこに住まう人のストーリーに訴えかけるんです。
ハウスメーカーは家を建てるのが仕事だけど、建てるお客からしたらどんな家を建てるかじゃなくて、建てた家にどう住むかが一番大事。
アピールしやすいポイントでなく、一番大事なことを前面に押し出すウンノハウスなら自分たちの家を大事に作ってくれるんじゃないかな、って思ったんです。
「ウンノハウスHP 大好きな家、大好きな暮らし http://www.unnohouse.co.jp/goodhouse/」
ウンノハウスで標準で選べる住宅設備(キッチンなど)
ウンノハウスの標準の住宅設備(キッチンなど)を知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
あくまで我が家が建てたときの内容なので、変更になってる可能性はありますが、参考にはなるはずですよ。
ウンノハウスの断熱性能(高気密・高断熱)
最近のハウスメーカーはどこも「高気密・高断熱」をアピールしてます。
「高気密・高断熱」だと、夏涼しく冬暖かい家になるし、電気料金だって安くなる。
いいことづくめですよね。
ウンノハウスとの契約を検討してる人は、「ウンノハウスの家がどのくらい暖かいか」気になるはず。
他のハウスメーカーと比較してみると、「平均よりは確実に断熱性能がいい家」です。
一条工務店のように「断熱性能が圧倒的にいい家」ではありませんが、住んでて不満を感じることもありませんよ。
ウンノハウスの木材と耐震等級
ウンノハウスの断熱性能以外のポイントとして、「木材は集成材」、「耐震等級は3(最高クラス)」があります。
柱や土台には無垢材を使ってることをアピールしているハウスメーカーもありますが、「集成材がまったくダメ」なんてことはありません。
無垢材にはない集成材のメリットだってあるんです。
「耐震等級3(最高クラス)」をアピールする会社も多い。
でも、ハウスメーカーによっては顧客の間取りの希望を優先して耐震等級を下げちゃう会社もあるんです。
ウンノハウスは耐震等級3の家しか建てません。
耐震等級を高めるために、間取りで融通が効かないこともありますが、安心な家が建つと思えばいいですよね。
ウンノハウスの標準とオプション
ウンノハウスは家の仕様を一から決める注文住宅です。
あらかじめ決まってる標準装備じゃないことを取り入れると、すべて追加料金(オプション)が発生します。
- フローリングをライブナチュラルプレミアのラスティックに変更
- 家のカギを車のようなボタン式に変更
- 開き戸をスライ式ドアに変更
- パントリーの固定棚を設置
- シューズクロークの固定棚とスライド式ドアを設置
- 脱衣室に造り付けの収納を設置
- 2階にトイレを設置
- 和室の引き戸を3枚に変更
- ウォークインクローゼットの戸を引き戸に変更
- キッチンのカップボード
- コンセント増設
- 標準以外のクロスを使用
- 書斎の本棚
- リビングと書斎の造り付けカウンター
このほかに、照明やエアコン、カーテン、外構などは標準に含まれてないので選んだ内容によって追加で料金がかかります。
注文住宅は人によって必要な仕様が変わるので、追加料金が必要なオプションが発生するのはしょうがありません。
フローリングとカーテンについては記事にしてるので、ぜひご覧ください。
ウンノハウスの費用とデメリット
ウンノハウスの建築にかかる費用と、ウンノハウスのデメリットについて書いた記事もあります。
実際にウンノハウスで建てた私が書いた記事なので、検討中の人には参考になるはずですよ。
さいごに
我が家がウンノハウスと契約を決めたポイントは2つ。
- 自分たちの漠然とした希望をマイホームに反映させられる設計力がある。
- 建ててお終いでなく、建てた後のこともしっかり考えて大事に家を作ってくれると思えた。
南東北で家を建てるなら、検討対象にいれてもらえれば嬉しいです。
ウンノハウスについて書いたブログはほとんど皆無なので、家づくりの記事はどんどん書いてきます。
マイホームは大きな買い物ですが、家に対する理想を考えて夢が膨らみますよね。
皆さんも様々メーカーを検討して、家づくりを楽しみましょう。